古い写真の修整と修復

写真は、なぜ変色するのでしょうか?

 

古い白黒写真の変色は、主に制作上の処理の仕方に原因があります。銀塩写真は、印画紙に露光して現像液で現像処理し、弱酸性液で現像をしてから定着液で定着処理、最後に水洗、乾燥という流れで完成します。

現像液が古いと、時間と高温多湿の条件で銀が表面に集まります。また、処理後の水洗処理が足りないと、印画紙に薬品が残り変色・退色します。古い写真は変色するものだと思ってください。

そのまま放置していると画像自体がなくなる可能性がありますので保存の方法を考えましょう